スローン・デジタル・スカイ・サーベイⅢ(SDSS-Ⅲ)研究グループがこれまでで最大のデジタル宇宙カラーイメージを公開しました。

詳しくはこちら 数物連携宇宙研究機構プレスリリース

■プレスリリースより抜粋■
高田昌広IPMU准教授「SDSS-Ⅲは宇宙、特にダークエネルギーの性質、に関する我々の理解を進展させることができます。さらに、このSDSS-III期データとすばる望遠鏡のHyper SuprimeCamサーベイ*を組み合せ、重力レンズ効果を用いることで、すべての銀河に付随していると考えられているもう一つの暗黒成分「暗黒物質」の性質を探ることが可能になります。」

また、IPMUの村山斉機構長は次のようにコメントしています。「IPMUは宇宙の根源的な謎を解明するために設立されました。我々は遠方銀河のイメージングと分光を組み合わせる大規模なサーベイが進むべき道だと考え、SDSS-Ⅲに参加しました。2012年からはすばる望遠鏡を使ったさらに遠方宇宙のサーベイを始める予定です。その第一歩として現在建設中のハイパー・スプライム・カムを使ったイメージング*を行い、次いでプライム・フォーカス・スペクトログラフによる分光学研究*を計画しています。SDSS-Ⅲの大成功は我々の将来のサーベイの土台になると考えます」

*「すばる望遠鏡のHyper SuprimeCamサーベイ」
*「現在建設中のハイパー・スプライム・カムを使ったイメージング」
*「プライム・フォーカス・スペクトログラフによる分光学研究」
本プロジェクト (SuMIRe) のことです。