SuMIRe (すみれ)プロジェクト(Subaru Measurement of Images and Redshifts) は、すばる望遠鏡を用いて、超広視野イメージングと超広視野分光という最先端の宇宙観測を通して、ダークマター・ダークエネルギーの正体を究明し、宇宙の起源と未来を解き明かそうという計画です。

スライドのPDF版はこちら


宇宙の組成。原子など現在知られている物質はわずか4%。

「宇宙はどうやって始まったのか」「宇宙に終わりはあるのか」「宇宙は何でできているのか」「宇宙にどうして我々がいるのか」という、人類誕生以来の疑問に対して、これまでの宇宙研究でわかってきたのは、驚く事に、右図のように、我々のこの宇宙には、我々の知っている原子などの通常の物質はほんの4%ほどしかなく、残りは重力以外ほとんど他の物質と反応しない、「ダークマター」と、さらに不思議な謎のエネルギー、「ダークエネルギー」で満たされていることでした。


すばる望遠鏡に取り付けるHSCとPFS

SuMIRe プロジェクトでは、ダークマター、ダークエネルギーなどの宇宙の謎を解くために、ハワイのマウナケア山頂に設置された国立天文台のすばる望遠鏡に、新しく開発した超広視野カメラHSC、超広視野分光器PFSを取り付けて観測を行います。

  • 超広視野カメラ HSC (Hyper Spreme Cam) について
  • 超広視野分光器 PFS (Prime Focus Spectrometer) について