2011年7月11日から13日にかけて第一回PFSコラボレーションミーティング(SuMIRe-PFS国際共同研究参加機関代表者会議)を開催いたしました。

PFSは本SuMIReプロジェクトに二つあるサブテーマの一つであり、超広視野多天体分光装置です。すばる望遠鏡にまもなく新たにインストールする超広視野カメラ(HSC)を後押しすることが期待されています。本プロジェクトでは国際共同研究、とりわけ参加する研究機関が物的人的資源を持ち寄って国際共同研究のパートナーシップを確立することが大切です。具体的な役割分担・機関同士での参加形態を協議し、合意書を策定することは、SuMIReプロジェクトの実現にとって最重要の課題です。今回は大筋での合意がすでにあるパートナー、プリンストン大学、カリフォルニア工科大学 / NASAジェット推進研究所、ブラジル国立天文台 / サンパウロ大学、マルセイユ天体物理学研究所、台湾中央研究院、及び、参加を検討中のジョンズ・ホプキンズ大学の方々を招聘し、工程管理や性能保持などの諸課題を討議しました。

■PFSコラボレーションこれまでの経緯■
●2011年7月   
 第一回PFSコラボレーションミーティング@IPMU
●2011年1月   
 Subaru Users Meeting@国立天文台
 Subaru Advisory Committee によって開かれ、すばる望遠鏡ユーザーコミュニティーが本SuMIRe-PFS計画を支持。(プレスリリース
●2010年12月  
 PFS science workshop@国立天文台
 PFS white paperがすばるコミュニティーに読まれる。
●2010年10月  
 The Observational Pursuit of Dark Energy after Astro2010@カリフォルニア工科大学
 (internal collaboration meeting)
●2010年9月   
 Future Subaru instrument workshop@IPMU
 Subaru Advisory Committee によって開かれ、すばるコミュニティーも参加。
 PFSワーキンググループ結成。
●2010年8月   
 Optical and Infrared Community Symposium@国立天文台
 村山、PFSコラボレーションを宣言。
●2010年7月   
 Kick-Off meeting@本郷キャンパス
 (internal collaboration meeting)